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衝撃的沖縄

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まさか、こんなステージの上で『涙そうそう』を歌わされるとは、露にも思っていなかった。
人生初の沖縄上陸から、わずか7時間後の出来事である。



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というわけで、今月の23~25日に"念願の"沖縄へ行ってきた。

今まで生きてきた中で、沖縄という地には一歩も足を踏み入れたことがなかった。
というのは、やはり自分の住んでいる東京からはべらぼうに遠いから、そのおかげで交通費がとんでもなく高いから、そして最も大きい事項として、なかなか一緒に行く人がいないから、という種々の理由が挙げられるからだ。
でも、こんな理由を並べていたものの、虎視眈々と沖縄デビューのチャンスを狙っていたのには代わりがなかった。
そして、その機会はついにやってきた。

きっかけは、DREAMS COME TRUEのライブツアーのうち、沖縄公演のチケットが取れたことだった。
ライブを地方まで観に行く、いわば"遠征"というヤツは、当然アーティストのライブを見に行くのが主目的なのだが、それに負けず劣らずご当地観光をするというのも乙なモノである。まさに一石二鳥と言っていいだろう。
ただ、一人でライブと観光というのは少々(多々??)もの悲しいということで、このブログにときどきコメントを書き込んでくれている「元沖縄通☆」氏を誘ったのだった。

『沖縄』といったら、どんな光景を想像するだろうか。
自分の中のイメージといえば、見渡す限りの青い空、白い砂浜、透き通る珊瑚礁の海…といったところか。「ぅリッゾォォォト!!(巻き舌)」と叫んでしまいたくならんばかりの美しいイメージであった。


…行くまでは。


乱気流に揺られながら低空飛行し、那覇空港に到着した我々一行を出迎えてくれたものは、前出のさわやかなイメージとは遠くかけ離れていた。

どんよりと空一面に広がる厚い雲。
熱帯のように肌にまとわりつく湿気。
バケツをひっくり返したかのような、とんでもない大雨。

空港からホテルへと向かうタクシーの中で、「何もこんなに降らなくても…」と何度思ったことだろう。
そりゃ、沖縄といったって、雨が降るのは当たり前のことである。
しかし、自分の中で、どんどんと想像していた"沖縄"というものが音を立てて崩れ去っていくのがよくわかったのだった。

イメージの崩壊は、この程度では終わらない。
ガイドが自称「元沖縄通」と名乗るだけあるわけである。
ホテルにチェックイン後、いちばん最初に「元沖縄通☆」氏に連れて行かれるがまま向かったのは、観光名所でもなんでもなく、なんと沖縄料理屋のオーナーの自宅だったのだ。

当然、面食らう。
だって、ガイドブックには、こんなところは載っていないのだから。

最初におじゃました時は留守だったんだが、びっくりしたのは、玄関が施錠されていなかったということである。ノンセキュリティもいいとこなんだが、沖縄ではこれぐらい当たり前なようだった。
もっとびっくりしたのは、しばらくしてから再度訪問した際にはいらっしゃったのだが、初対面なのにいきなり家に上げてもらったということだ。
これは東京に住んでいたらほとんど考えられないことなのだが、沖縄の人にとってはやはりこれも当たり前のようである。「いちゃりばちょーでー」といって、「一度出逢ったら皆兄弟だから仲良く付き合おう」という気持ちで人と接するらしいという話を聞いて、ようやく納得がいった…ような、いかないような、なんだか不思議な気持ちになった。

この"お宅訪問"を皮切りに、ディープな沖縄の夜を堪能することとなるのである。

元沖縄通☆氏の現地の知り合いと合流し、沖縄料理屋『うりずん』でおいしく飲んでいると、突然お客さんの1人が三線を手に沖縄民謡の弾き語りを始め、居酒屋は突如民謡ライブ会場と化した。

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その現地の知り合いが連れて行ってくれた2軒目『宮里榮弘芸能館』では、1時間超の郷土芸能ショータイムを堪能…している最中に元沖縄通☆氏と2人でステージに引っ張り上げられ、三線と太鼓の伴奏で『涙そうそう』を歌うハメになった。
この店は、現地の彼のはからいにより接待扱いとなっていたため、すでに飲んできたというのにも関わらず、たんまりと食べ物が出された。ある程度は食べたものの、途中で胃が悲鳴を上げ始めた。

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さらにその後、別の人たちと合流し、その人たちが晩ご飯を食べていなかったがために、付き合いで入ったステーキハウスで泣く泣くタコスを頬張ることになろうとは、一体誰が予測したであろうか。

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人生初の沖縄で過ごす夜は、

 飲んだビールと泡盛、10杯近く
 食べた料理の品数、15品以上
 増えた体脂肪量、Priceless

といった感じだろうか。
もうとにかくひたすら食って飲んでという過ごし方である。それなのに、沖縄の人たちは皆とんでもなくパワフルなのだ。
前出の現地の人から聞いたところ、沖縄の人は、家で晩ご飯を食べた後にシャワーを浴びて、それから夜な夜な飲みに出かけるのが当たり前なんだそうだ。道理で元気なはずである。

そんなライフスタイルに当然慣れていない自分は、ホテルに帰ったところでもうぐったりであった。
うつろな目で深夜番組を見ていたが、疲れに勝てずダウン。
初日の夜は、こうして更けていった。

2日目と3日目は割とふつうに観光したからというのもあるが、沖縄の本当の楽しみ方、そしてある種のコワさを堪能するには初日だけで十分だったのかもしれない。
とにもかくにも、いろんな意味でおもしろい場所であったのは、間違いない。


と、ここまでまとめて書いたところで、思い出しているだけで疲れてきた。
恐るべし、沖縄。

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Comments

おかえり~☆
沖縄パワフルだよね~!

私も去年初めて行ったんだけど、
高級リゾートホテルに泊まったから、プライベートビーチがあったし、
まさに絵に描いたような天国だったよ。

私は天候にはあまり悩まされなかった…。3日目だけ曇りだったけど。
2泊3日で行ったんだけど、梅雨と台風の時期外したから良かったんだろうと思うよ。
まぁそれでも運なんだけどね。沖縄の雨はスコール並みだから大変だっただろう…。
でもあのパワフルさは楽しいよね!
お疲れ様!

Posted by: たか | May 01, 2005 11:11 AM

おかへりなさーい★★
ちょっぴり体力の心配ありつつも、楽しそうな旅じゃないですかー(・∀・)
パワー全開でdeepな夜を過ごされたようで・・・おつかり様デス。
沖縄の人が長生き出来る理由が、どことな~く解ったような気もします。

めんそ~れ沖縄!!

Posted by: えみ | May 01, 2005 02:22 PM

沖縄へ対する我々の一般的なイメージは、

・戦争による大被害での贖罪意識(遊びに行くところではない)
・青い海と珊瑚礁のリゾート
・赤瓦の家の前で三線を引いているちゅらさん?

でも沖縄には島がたくさんあってその島や村ごとに固有の言語があって、日本の標準語、沖縄本島の標準語、八重山の標準語などがあってそれぞれ固有の文化があります。

那覇は特別な大都会・・・・・・

島々では、我々が捨て去った村社会が色濃く残っているし、農業を基盤とした村々では豊年祈願の祭りや神事が今でも観光ではなく生活として実施されている所なのであります。

今度はもっともっとディープな沖縄を地元の人と満喫しましょ!(笑)

まだまだ未体験な事がいっぱいあります。

Posted by: 元沖縄通☆ | May 01, 2005 08:20 PM

お疲れさまー
一見大変そうだけど、普通の観光じゃできない体験ができて、
行ってみた甲斐があったみたいやねー。

僕も学生の頃に修学旅行で沖縄に行ったけど、やっぱり雨で、
仕方なくホテルで麻雀とぷよぷよ三昧で、何しに沖縄に行ったんだか、
って感じでしたよ
ホテルのテレビの封印ぶっ壊して、メガドラつなげて、
徹夜でぷよぷよ100本勝負とか、地元でやってろってば(汗

今度行くときは、快晴の沖縄がいいなぁ。
そんときゃ、命懸けで沖縄満喫したいです、ハイ

Posted by: ふじやん | May 01, 2005 10:20 PM

お帰りなさ~い
ってもう会ってますが^^;

沖縄旅行ががこんなにパワフルだったとは…
ガイドが「元沖縄通☆」氏だったからなんでしょうか?
でも、普通に行くよりも楽しそうです♪

う~ん沖縄行ってみたい!

Posted by: いとしゅん | May 02, 2005 09:58 PM

>たかちゃん
そういうリゾートホテルに友達が泊まってて、ちらっと寄ったんだけど、
なんか全然雰囲気が違ってびっくり。
そういうホテルってのはそういうふうにできてるんだなぁって実感。

>えみちゃん
慣れないと早死にしそうな気がしております…
まずは急性アル中に気を付けないとって感じかなぁ。
そんな無茶する歳でもないけれど(^^;

>元沖縄通☆さん
お疲れ様でした&案内ありがとうございました('-'*)
沖縄でも十分ディープな観光ができたと思っていたんですが、
5/3,4と普通ではあり得ないようなディープな東京観光をしてきたので
沖縄の話を書ききる体力が残っていません…
その東京観光についてはまたいずれ…

>ふじやんさん
えーと、昨日今日会ってた人ですね。
命懸けの沖縄、じゃなかった東京観光お疲れ様でした。
なお、当ツアーには当方は一切責任を負いません。(ホントか?)

>いとしゅん氏
ふつうに行くよりツライ旅行はいっぱいあるのですよ…
やっぱりメディアで報じられているようにふつうの旅行をするのがどれだけ幸せかと思ったりするわけです…

- - - - -
というわけで、本気で更新する体力を失ってます。すんません。
もうちょいして復活したらどどんと更新したいと思いますので、その折にはどうぞよろしゅうお願いします。

Posted by: たい | May 04, 2005 11:32 PM

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